大阪大学 レーザー科学研究所

レーザー研についてOVERVIEW

吉村 政志 教授

結晶で世界の半導体産業、情報社会に貢献

特殊な結晶材料を使うとレーザー光の色(波長)を変えることができます。20年以上前に大阪大学で見つかった無機化合物のセシウム・リチウム・ボレート(CsLiB6O10)結晶は、紫外光への変換特性が優れており、スマートフォンからスーパーコンピュータに至る各種集積回路の原版検査装置に組み込まれて世界中で利用されています。現在、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やIoT用ガラス複合基板など、難加工性材料のレーザー加工技術が求められています。これらを実現する次世代の紫外レーザー加工機開発を目指し、結晶の高品質・大型化を進めています。また、有機材料の結晶を使うとテラヘルツ帯の電磁波発生が可能になり、分光分析装置などでの実用化を目指して結晶開発を進めています。世界トップレベルの結晶技術を核として、国内の大手企業やベンチャー企業、米国企業等との産学連携研究を推進しています。

吉村 政志(よしむら まさし)

広島県 福山葦陽高校卒。
大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻修了、博士(工学)。大阪大学助手、助教、准教授を経て教授。現在の趣味は子供と遊ぶこと。

工学研究科電気電子情報工学専攻

グループ紹介

研究者総覧

ページ先頭へ戻る