中井 光男 教授
宇宙の極限状態を地上に再現
研究テーマ：レーザーによる宇宙物理研究
地上の我々の住む環境は、宇宙においては極めて限定的な特殊な状態です。それでも、我々は、観測結果と理論によって、体験したこともない広範はパラメータ領域の現象を理解しようとしています。ところが、高強度レーザーを用いることによって、これまで、地上には存在しなかった極限状態を実験室に実現することができます。ほんの少しでも、宇宙の欠片を真空容器の中に作ることができれば、何が見えるのかと、ワクワクしませんか？ そんな興奮を我々と楽しんでみませんか。
これまでは、核融合プラズマを観測するための新たな計測装置の開発を中心に研究を進めてきましたが、今後は、宇宙の欠片を我々の手の届く所につくる工夫をしたいと考えています。
中井 光男（なかい みつお）
大阪府 天王寺高校卒。
大阪大学工学研究科電気工学専攻修士・博士課程修了、工学博士、レーザー技術振興センター、レーザー技術総合研究所、大阪大学助手、准教授を経て大阪大学教授。
趣味は海外ドラマ鑑賞。異なった文化の違った人生を疑似体験するのは面白い。
理学研究科宇宙地球科学専攻
