大阪大学 レーザー科学研究所

レーザー研についてOVERVIEW

藤岡 慎介 教授

高強度レーザーで創る科学とエネルギー

研究テーマ: 現在の主テーマは,高速点火方式によるレーザー核融合の原理実証です.高速点火方式では,工場サイズの実験室に設置された,国内最大エネルギーのレーザー激光XII号を用いて核融合燃料を高密度に圧縮し,圧縮した燃料を世界最大の高強度レーザーLFEXで瞬間的に加熱し,核融合点火に必要な5千万度を実現します.高強度レーザーによるプラズマ加熱を実現するには,非線形で集団的な現象が複雑に絡み合った物理現象の理解が不可欠です.緻密な実験と精密なシミュレーションを駆使して物理の理解を深め,目標達成に向かって一歩一歩進んでいきます.高速点火レーザー核融合研究を通じて,極限プラズマ科学を展開しています.極限プラズマ科学とは,高温で高密度なプラズマと,非常に強い電磁場との相互作用を対象とした研究です.未踏のプラズマ現象の発見や,宇宙プラズマの地上模擬等を目指しています.国内外の研究者との共同研究を進めており,多様な先生,仲間,研究者,技術者との交流,協力,議論など,大学でしか味わえない貴重な体験を通じて,大きな成長を目指しましょう.

藤岡 慎介 (ふじおか しんすけ)

清風南海高校卒.
大阪大学工学部原子力工学科卒,大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻博士前期課程修了,助手着任のため博士後期課程を退学した後,2005年に博士(工学)を取得.大阪大学助手,助教,准教授を経て大阪大学教授.2017年からローレンスリバモア国立研究所客員研究員.趣味は週末料理.家族と散歩したり,旅行したり,おいしいご飯を食べるのが楽しみです.子供達に胸を張れる仕事を目指して邁進しています.

理学研究科物理学専攻

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