写真: マドリッドの工科大学(Escuela Tecnica Superior de Ingenieros Industriales)内のポスターセッション会場にて(左側が筆者)。大学と技術史博物館が合体したような建物になっている。ポーランド軍事工科大学(Military University of Technology)のバートニック博士(右側)と並んで
ユニークなイオン計測の報告もあった。英国ラザフォード研のグループからシンチレーターと高感度CCDを用いたオンラインプロトン測定の紹介がポスターセッションであった。責任者のNeely氏はこのような計測器は個別の研究所が個々に開発していては、時間も資金も無駄であり、分担協力して開発できないだろうかと述べていた。実際ヨーロッパではレーザー装置の間を研究者が自由に往来し装置の共有化、知見の共有化が著しく進んでいる。多国にまたがるグループの共同研究が日常化している中で、優れた成果もどんどん得られつつある。このような国際スタンダードにしっかり喰い込んで研究推進を行うことの重要性を改めて感じさせられた。