10th International Conference on X-ray Lasers (10th ICXRL)報告
原子力研究機構 河内哲哉
阪大レーザー研 藤岡慎介
International Conference on X-ray Lasersは、X線レーザーをはじめとするコヒーレントなX線光源の開発及び利用研究について集中的に議論を行うユニークな国際会議であり、二年に一度開催されている。今回はドイツ・ベルリン市Adlershofにて8月21日から8月25日まで開催された。会議場はMax-Born研究所から徒歩でわずか10分程度の距離にあり、光学の聖地らしく毎夜シーメンスのビルの屋上から夜空に向けて緑色のレーザー光線が輝いていた。蒸し暑い日が続いている関西とはうって変わり、当地の気候は肌寒いほどの涼しさであった。