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本研究は、ナノ科学とテラヘルツ科学を融合した新しい研究分野の開拓を、ナノカーボンを例として初めて取り組むものである。
ナノ科学は先端研究分野を切り開くもので、最重要項目の一つである。その中で、カーボンナノチューブやグラフェンは、次世代の電子デバイスとして不可欠なものである。
一方、0.1-10THzは、新しいセンシング分野と次世代の通信分野をカバーするものとして、研究開発が不可欠な未開拓領域であると認識されている。テラヘルツ研究は、2000年以降に急速に展開を始め、特にこの数年は新しい産業応用や安全安心技術への貢献、ならびにテラヘルツバイオ研究など、爆発的な研究活動の兆しを見せている。
本分野の開拓者として、日米独が果たす役割は大きく、今後重点的に取り組むべき先端研究分野であることは、広く認められている。そのような状況の中、両者を結びつける初めての試みとして、ナノカーボンのテラヘルツ科学を推進することは、新しい電子材料・電子デバイス概念の創成に繋がる画期的な研究分野となるであろう。その目的のため、本研究では、ナノカーボンのテラヘルツダイナミクスを明らかにし、新規物性・新機能の創成から、デバイス応用の萌芽を目指すものである。
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