「ペタワットレーザーによる高エネルギー密度プラズマのワークショップ」が平成16年10月12〜13日関空温泉ホテルガーデンパレスにて開催されました。さまざまな研究分野から総勢40名の方々が参加され活発な議論が交わされました。
初日はイオン加速実験の発表から始まり、高エネルギー電子線、量子線発生と続きました。この一週間程前に超短パルスレーザーによる準単色電子ビーム発生がネイチャーで特集され大きな注目を浴びたばかりで、会場の雰囲気も非常に盛り上がり熱い議論が交わされました。レーザー加速は学術創成研究から見ても、取り組んでいる分野の一つであり、このような身近な研究がその分野を超え大きな関心を集めることは非常に励みになります。二日目は高速電子のエネルギー輸送・緩和過程に関する実験及びシミュレーションの両サイドからの意見がぶつけられました。最後にイオンビームによる中性子発生制御に関する講演で、研究会が締められました。13日午後から、現地よりバスで20分程度の距離にある京都大学原子炉実験所(熊取)にて10月13−15の日程でビーム物理研究会が開催されており、多くの先生方は引き続きこちらの研究会に参加されました。
一日半ではありましたが25件にのぼる講演
が行なわれ、いつものように白熱した議論が続いたため予定時間を大きく超過することもありましたが、内容的にも時間的にも非常に充実した研究会となりました。また一日目の夜には、温泉を楽しんだ後、和やかな雰囲気で懇親会が開かれ、心身共に疲れを取ることもできました。
(No.7)
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