核融合は、どないしたら起きまんねん?



ある2つの原子どうしをぶつけあうと原子がくっつく、
つまり融合して1つになります。
これが、核融合反応なのです。
核融合反応が起こると、大きなエネルギーが出てきます。
このエネルギーを電気に変換して利用するのが、はじめにふれた核融合発電なのです。


ところが、


原子どうしを近づけただけでは互いに反発しあうため、なかなか融合
してくれません。
融合の為には、高い温度でぶつかりあうことが必要なのです。
(高い温度の原子は、速いスピードで動くのです。)

この核融合の反応は私たち人間の恋愛にあてはめることができます。

→恋愛で、恋人同志つまりカップルが誕生するには、
 あつくあつく燃え、激しくぶつかり合わなければなりません。

これと同じように、

→核融合反応で、原子核同志が融合するには、
 高い温度で、ぶつかり合わなければなりません。


さらに、

エネルギーをたくさん得るためには、それだけ多くの核融合反応を
起こさせる必要があります。

いったい、どうすれば良いのでしょうか?

恋愛では、男女が「たくさん」、「長い時間」、同じ部屋に居れば、
カップルが誕生する可能性が高くなります。

つまり、

核融合の燃料である原子を、「たくさん(密度)」、「長い時間」、
一緒に閉じ込めておけば、核融合反応がたくさん起こり、たくさんのエネルギーが取り出せます。


まとめると、


カップルをたくさん誕生させるには、

と良いのです。これと同様に、
核融合反応をたくさん起こすには、

と良いわけです。

そして現在、原子たちの密度、閉じ込め時間を大きくし、温度を高くするための工夫がさまざまな所で行われているのです。


続いて「核融合閉じ込めにはどんな種類がありまっか?」へと!

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