Research

核融合とは?

太陽などの宇宙で輝く恒星では核融合反応によって莫大なエネルギーが生み出され、光を放出しています。核融合反応とは、原子核同士が十分近づき、新しい原子核が生まれる反応のことを言います。核融合反応が起こると、新しい原子核が生まれるだけでなく、非常に大きいエネルギーが放出されます。このときに放出されるエネルギーで発電を行う方式が核融合発電です。核融合反応は、通常、地球上では起こりませんが、特殊な状況を作り出すことによって人工的に核融合反応を生み出すことができます。その中でも、巨大な超伝導コイルを用いて高温のプラズマを閉じ込める磁場核融合と、大型レーザーで高温、高密度のプラズマを作り出す慣性核融合の2方式が盛んに研究されています。

重森研が所属する大阪大学レーザー科学研究所では世界最大級のレーザーを使ってレーザー核融合の研究を行っています。

→レーザー核融合・高速点火についてもっと知りたい方

研究詳細ページ

超高エネルギー密度科学に関する研究
衝撃波点火方式核融合
LPIによる高速電子と超高圧力発生
レーザーアブレーション駆動機構の解明
ナノワイヤーによる超高エネルギー密度状態生成
レーザー核融合炉工学の研究
ターゲット開発
核融合炉工学
固体DT燃料の開発評価
最終光学系の放射線損傷評価
液体壁の流体シミュレーションと実験的検証
パワーレーザーによるレーザー加工の研究
レーザーピーニングに関する学理の研究