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私たちは高エネルギー密度状態にある極限物質を理論的に、またコンピュータシミュレーションを活用して研究しています。高エネルギー密度状態というのは、星や惑星の内部など密度が高く高温な状態です。実験室では非常に強いレーザー光を物質に照射して、一瞬で超高温状態にすることで作り出すことができます。超高温状態では物質は一部もしくは完全にプラズマ化し、高速電子やイオンなどの高エネルギー粒子が発生し、核融合反応やX線・ガンマ線の輻射が起こります。レーザー光により生成される高エネルギー密度プラズマは、粒子から光子、光子から粒子へのエネルギー変換が様々な過程を経て起こる非平衡・複雑系システムです。高エネルギー密度プラズマの生成過程や内部で起こっている物理を理解することで、星の内部で起こっていることを推定したり、レーザー核融合や高エネルギー粒子加速器の実現に寄与したいと思っています。複雑な現象の理論的な理解を深めるためにスーパーコンピュータによるシミュレーションを積極的に活用しています。シミュレーションはコンピュータ上の仮想実験です。理論を理解するのはもちろん、想像力が大事な研究です。


このグループは、理学研究科物理学専攻の協力講座です。最新の大学院入試情報はこちらを参照してください。

興味のある方は千徳(sentoku.yasuhiko.ile[at]osaka-u.ac.jp)までご連絡ください。随時オンライン会議システム等を使って研究室の紹介をいたします。


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