JSPS研究拠点形成事業:パワーレーザーの国際連衡による超域プラズマ科学の国際研究拠点

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出張報告:ドイツ・欧州X線自由電子レーザー(阪大・山本剛大)

11月15日から11月20日にかけて、ドイツ国ハンブルクにあるX線自由電子レーザー施設で行われた、オックスフォード大学の研究チームが主導する、X線回折計測とVISER計測を用いた鉄酸化物の衝撃圧縮実験に参加しました。

主に私はX線回折データを、一緒に大阪大学から参加したDr. Alexis AmourettiはVISERデータをその場で解析し、ショットごとのパラメータを決定する手伝いをしました。1時間あたり10ショットを超えるペースでショットしながら、解析と議論を同時に進行する、研究チームの優秀さを感じました。合計約530ショットし、大変満足のいくデータが得られました。

実験中はチームメンバーと共に昼食と晩御飯を食べました。主に実験施設内にある食堂を利用しましたが、ピザのデリバリーを頼んだり、スーパーまで車で買い出しに行ったりもしました。食事中は皆リラックスしており、様々なお話を聞くことができました。

初日は担当シフト時間まで、EuXFEL内を歩き回り、様々な設備を見ることができました。シフト時間内では、EuXFELのチャンバーを見る機会があり、様々質問しながら見学することができました。

二日目は自分の担当シフト時間まで余裕があったので、タクシーを使い一人でハンブルクの中心部まで観光しに行きました。生憎の雨でしたが、初めてヨーロッパに訪れたこともあり、昼食も食べずにひたすら歩き回りました。

最終日は早朝に実験が終わり、もう一度一人で中心地を観光しました。午後からAlexisも合流して、ハンブルクのハンバーガーを食べに行きました。

初めて日本人が一人もいない環境で生活しましたが、一緒に実験した研究チームの方々が気を遣ってくださり、始終楽しく過ごすことができました。より自分の感情を伝えるために実践的な英語を勉強したい、と思えるいい機会にもなりました。もしまた機会があれば、研究者として知識面でも言語面でも議論できるようになりたいと思います。

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