出張報告:米国・アラバマ大学ハンツビル校-第2弾(九州大学・古場 健斗)
第二回のアラバマ大留学報告ということで、今回はハンツビル市内の様子につて紹介させていただきたいと思います。
まず、ハンツビルのランドマークといえばUAHのキャンパスからも見ることのできるサターンVの実物大模型があります。この場所はU.S. Space & Rocket Centerと呼ばれる博物館になっており、NASAのこれまでの歴史や実績について知ることができます。メインの建物の中にはサターンVの実物や、実際に月から帰還したアポロ16号の司令船および月から持ち帰ったサンプル等も展示されており、宇宙分野の研究をしている身としては終始興奮が収まらない素晴らしい空間でした。特に、アポロ計画においてハンツビルにあるMarshall Space Flight Centerは最重要の研究開発を行なっていたことがわかり、改めてこの街が古くから宇宙産業に携わってきた場所であることを感じました。
- サターンV実物大模型
- サターンV(実物)
- アポロ16号の司令船(実物)
- 宇宙服の歴史
- 火星探査機の模型
次に、ハンツビルのダウンタウンについて紹介します。街の中心地はレンガ造りが主体の古風な通りと近代的な建物や施設が並ぶ広場がつながっている独特な街並みをしており、市民の憩いの場としての役割を果たしているように思われます。お昼に街に出ると比較的穏やかな雰囲気を味わえるのですが、夜になると特に週末はバーや喫茶店などでお酒を飲みながらみんなで交流できる場に活気づくそうです。まだ夜のダウンタウンには行ったことがないので、この滞在中に是非とも夜の雰囲気も体験してみたいなと思っています。
- ハンツビル市街地の池
- 池に生息する鯉
また、3月に入りだんだん暖かくなってくると、白色やピンク色に色づく木が日に日に増えてきました。そうです、アラバマにも桜がありました!この春は日本の桜が恋しくなるなぁと思っていたので、この場所でも春の桜を見ることができてとても嬉しかったです。
最後に、個人的な話題にはなるのですが2月中に26歳の誕生日を迎えました。誕生日の当日も変わらず朝から夕方まで研究室で研究作業を行なっていたのですが、帰宅後にルームメイトの方がサプライズで誕生日パーティーを計画してくださっており、いつも仲良くさせていただいている方々にお祝いしていただきました!今回の留学を通して、周囲の人間関係には非常に恵まれているなと感謝しております。
- ハンツビル市街地
- 市内に咲いていた桜
- 手作りいただいた誕生日ケーキ
早いもので残りの滞在期間も2ヶ月ほどになってしまいましたが、引き続き研究生活に励みつつ、英語でのコミュニケーションをはじめできるだけ多くの経験を積みながら生活を送っていきたいと思っています。