出張報告:チェコ・ELI-Beamline&PALS訪問及びECPD2025&SPIE参加(大阪大学・山田龍弥)
大阪大学大学院理学研究科物理学専攻D1の山田龍弥です。4月1日〜13日の間、国際学会での発表、研究所への訪問・議論のため、チェコへ出張に行きました。
内容としては、研究所ELI-Beamlineの訪問・議論、国際学会ECPD2025で口頭発表、国際学会SPIEでポスター発表、レーザーシステムPALSの見学を行い、合計で3回発表を行い、盛りだくさんの出張となりました。
発表タイトルは “Thermal neutron imaging for laser-driven neutron sources”であり、計測に関する国際学会のため、レーザー駆動中性子源における熱中性子のイメージングに関して発表しました。質疑応答では、計測で用いたCR-39の議論を行うことができました。今回の出張で一番考えたことは、中性子に関する発表者数が少なかったことから、中性子制御の困難さを実感しました。私自身がレーザー駆動中性子源の最前線に立ち、研究を進めていきたいと思いました。
- yamadaの名前が出ています
- チェコと言えばビール
- 口頭発表@ELI-Beamline
また、口頭発表を行いましたECPD2025ではSpecial issueとしてPlasma Physics and Controlled Fusion (PPCF)への投稿の機会があります。2週間のチェコ出張だけではなく、この機会をさらに活かし、今回の発表内容を論文として発表予定です。
- PALSの前で
- ポスター発表@SPIE
- ECPD2025にて
このように自身の成長となり、さらなる研究成果につながる機会をいただけたことに感謝します。また、計測結果の解析をサポートしていただいた方々に感謝します。今回の出張で学んだことを忘れず、日々の研究に打ち込みたいと思います。
- 街中の桜
- カレル橋から見るプラハ城
- バーでの生演奏
写真について:
左:チェコ訪問により、今年は桜を見れなくて残念に思っていましたが、街中でも桜が咲いており、とてもきれいでした。
右:最後の夜は有川さんとジプシー音楽の生演奏が聴けるバーで楽しみました。