JSPS研究拠点形成事業:パワーレーザーの国際連衡による超域プラズマ科学の国際研究拠点

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参加報告:OPIC(量子研・桐山博光、宮坂泰弘)

4月21日から25日にパシフィコ横浜にて国際会議・OPTICS & PHOTONICS International Congress 2025 (OPIC 2025) が開催されました。

以下参加報告となります。

横浜で開催された「先進的レーザーとその応用に関する国際会議(OPTICS & PHOTONICS International Congress 2025, OPIC 2025)」に出席し、我々の最新の研究成果を発表いたしました。会期中は、国内外の研究者と本研究内容ならびに高強度レーザーの開発およびその応用に関する活発な議論を行い、今後の研究活動に資する有益な知見を得ることができました。
個人的な印象としては、MIR(中赤外)領域における光源開発および応用研究に関する発表が多数を占めており、この分野への注目度の高さが窺えました。一方で、光源をゼロから構築できる技術者が極めて少ない現状には、今後の光科学の応用展開に対して一定の制約が生じるのではないかという懸念も抱かれます。
併設されたレーザー関連企業による展示会も非常に盛況であり、複数の体育館規模におよぶ広大な会場には、各社の最新技術や製品が一堂に会しました。各ブースでは、実演を交えた趣向を凝らした展示がなされており、一日かけて見学しても飽きることのない充実した内容でした。企業各社がこの場を新製品発表の機会と位置づけていることが強く感じられました。
本会議を通じて、先進的レーザー技術の最前線における研究動向、各国の研究者との貴重な意見交換、ならびに技術開発の現状について幅広く理解を深めることができました。これらの成果を、当研究所における今後の研究開発の推進に積極的に活かしてまいりたいと考えております。

(量子科学技術研究開発機構 関西光科学研究所・桐山博光)

4/21~25にパシフィコ横浜で開催された国際学会OPIC2025/HEDS2025: International Conference on High Energy Density Sciences 2025に参加しました。
様々な大型レーザー装置の開発状況と今後の方向性、それらを用いた実験の成果と課題を網羅的に情報収集することが出来る貴重な会議に参加することができ大変有意義でした。また、直接の研究だけではなく、我々が使用している海外製大型装置メーカーの方の発表や、製品に対して直接意見交換をする機会も得られるなど、幅広く交流することができました。

(量子科学技術研究開発機構 関西光科学研究所・宮坂泰弘)

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