出張報告:理研・高輝度X線施設SACLA 共同実験(阪大 西谷・古川・加藤・中西・竹歳・山本・山形)
5月2日から5月31日および、6月5日から6月9日にかけ、理化学研究所の高輝度X線施設SACLAにて仏エコールポリテクニークなどのグループと共に実験をしました。
前半では、西谷公祐さん(M1)が主となって「磁場を印加した状態でのラジオグラフ実験」を、後半では山本剛大さん(M2)が研究主宰者として「X線散乱分光とXRDを組み合わせた⾦属シリ コンおよびSiO2に関する研究」を行いました。
以下に参加した学生のコメントになります。
西谷公祐(M1)
SACLAで自分のターゲットをつくっての実験は初めてでいろいろトラブルもあり実験の難しさや準備の大切さを痛感しました
山本剛大(M2)
今回は主宰者として実験提案書の作成から携わり、ターゲット作成や実験機器の設置、スケジュール調整など、多くの貴重な経験をさせていただきました。
実施中には予期しないトラブルが発生し、実験設計の大幅な見直しを余儀なくされ、想定していたデータ量には至りませんでした。しかし、寝る間を惜しんで取り組んだ結果、有意性が期待できるデータを得ることができました。
まずはしっかりと休息を取り、改めて冷静な視点でデータ解析に取り組みたいと思います。
竹歳加偉(M2)
5/27-30及び6/5-9の日程で理化学研究所のSACLAにて行われた実験に参加しました。実験では、計測機器アライメント、ターゲットアライメント、速度干渉計の実験データ解析を担当しました。レーザー衝撃圧縮された物質を超短パルスのXFELを用いて観察する超高圧分野での最先端の実験に関わることができ嬉しく思います。
山形直毅(M2)
今回のSACLAでのトムソン散乱実験は分光器などのセットアップ段階から参加しました。途中様々なトラブルがありましたが、無事にデータが取れたようなので良かったと思います。
中西悠輔(M2)
実験開始前からトラブルで大幅に開始が遅延しましたが、ベストを尽くし、なんとか完走することができました。
実験の合間に行った中華がすごく美味しかったです。
加藤波生人(M1)
実験にはイレギュラーが発生することを身をもって感じられた。自らが主体の実験のときにも、このようなイレギュラーも想定して動いていきたい
古川涼介(M1)
初めての実験参加で分からないことだらけでしたが、多くのことを学べたと思います。次の実験が楽しみです。