JSPS研究拠点形成事業:パワーレーザーの国際連衡による超域プラズマ科学の国際研究拠点

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出張報告:MECMATPLA ②(大阪大学・竹歳加偉、山形直毅、古川涼介)

3/8-13の日程でフランス、モンジュネーブルで開催されたウインタースクールMECMATPLAに参加してきました。このウインタースクールでは、アルプスのスキーリゾートで合宿して朝・晩は講義(もしくはポスター発表)、昼はスキーで脳みそも身体も追い込み、交流を深めることができます。

現地までは、飛行機でミラノまで飛び、鉄道でイタリアの国境付近にあるウルクスまで移動し、最後はバスでフランスに渡る予定でした。一緒に参加した兒玉研(現尾崎研)メンバーとともに順調にウルクスまで行き、電車を降りたつもりでした。しかし、後輩古川が電車に鞄を置き忘れるというあり得ないミスを犯しました。さらに、その鞄にはパスポートとパソコンが入っているというのです。我々はタクシーを乗り回し、電車を追いかけ鞄を探し回りましたがその日には見つからず、深く落ち込みながらモンジュネーブルの宿舎に向かいました。・・・と書きたいところですが、「面白いことが起こった」というのが正直な感想でした。ことの顛末は古川レポートを参照してもらいたいと思います。

さて、スクールの内容としては、James Webb宇宙望遠鏡のトークから始まり、どの講演でも業界最前線の研究結果を聴くことができました。Warm Dense Matterのセッションでは、兒玉研のポスドクであるアレキシも発表しました。この内容の1/3程度が私のC―H―Oポリマーをレーザーショックしてダイヤモンドを生成する実験結果に関するもので、会場につく道中や、食事の時間に研究の内容を議論するなどしていました(私は同じC―H―Oポリマーの内容をポスター発表しました)。

日中のスキーでは、晴れの日が多く、山頂からは壮大な景色が広がっていました。ポスター発表の日に滑っていたコースが通行止めになっており、急遽最難関コースを滑り落ちることになったりして、大変な日もありました(コースを変え、ぎりぎりポスターの時間には間に合いました)。スクールを通してスキーの技術は向上した(と信じたい)一方で、脚の疲労は確実に蓄積し、一日の最後にはハの字で滑るのが精一杯という状況で、もう二年くらいスキーはいいかなと思っています。

 (竹歳加偉・大阪大学レーザー科学研究所)

フランスで開催されたMECMATPLAに参加しました。午前中及び夕方に行われた講義では、WDMや惑星科学、核融合など様々なプラズマ関連の講義を聞くことができ、勉強になるとともに、かなり刺激を受けました。また、ポスター発表では“The Hugoniot temperature of nanopolycrystalline diamond”のタイトルで発表を行い、Peter Celliersなど、様々な研究者と議論を行うことができ、大変有意義な時間となりました。

講義の隙間時間にはLFグループの木村君やQSTの福田さん等、様々な方とスキーを滑ることができ、最終的にはほとんどの山の頂上を制覇することができました。特にイタリアとフランス国境の山の頂上に行ったときは快晴で、とても景色が良かったこともあり、かなり達成感がありました。

会議の道中では、後輩の古川が鞄を電車の中に置き忘れたり、帰り道の電車が続々と運休になり、ミラノまで中々帰れなかったりといったハプニングのほかにも、念願であったイタリアのピザ、パスタを食べることができるなど、様々な経験をすることができました。このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

(山形直毅・大阪大学レーザー科学研究所)

海外に行くのは高校の修学旅行で台湾に行った以来で、久しぶりの海外でした。ヨーロッパには行ってみたいと日頃から思っており、少々浮かれていました。その結果、空港から開催地まで行く道中でパスポートをなくしてしまうという大失態を犯してしまい、多くの人にご迷惑をおかけしてしまいました。大変申し訳ございませんでした。ウェルカムレセプションで食べたご飯の味は思い出せませんがお酒はいっぱい飲みました。次の日に警察に行ってみると、なんと駅に届いているという報せがあり、往復4時間程度かけて荷物を取りに行きました。こうして一日遅れで私のMECMATPLAが始まりました。

開催地はフランスとイタリアの国境付近に位置するスキーリゾート地で、初めて見るような雪景色や壮大な山々で感動しました。講義は専門としているWDMや核融合、計測システムについてなど非常に興味深い内容ばかりでした。また、国内外の若手研究者と交流する機会にも恵まれ非常に刺激を受けました。特にポスターセッションでは多くの方がアドバイスをくださり、新たな視点を得ることができました。昼休憩が長時間設定されており、みんなでスキーを楽しみました。所々に断崖絶壁があってミスれば死ぬかもなと思いながら必死に滑りました。最後になりますが、このような貴重な機会をいただきありがとうございました。今回の経験を糧に精進します。

(古川涼介・大阪大学レーザー科学研究所)

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