大阪大学 レーザー科学研究所

レーザー研についてOVERVIEW

概要・沿革

概要

本研究所は、その前身である大阪大学工学部附属レーザー工学研究施設発足以来、レーザー技術の開発と応用で世界をリードしてきました。中でもレーザー核融合研究は、人類究極のエネルギー源の可能性を追求する社会の要請に応える学術融合型の学際研究であり様々な波及技術を生み出しています。
またレーザー宇宙物理学やプラズマフォトニクスといった我が国オリジナルの分野融合の新学問領域を開拓するなど、レーザー科学に関して世界を先導する研究所として国際的に高いプレゼンスと卓越性を有しています。さらに世界有数の大型パワーレーザーを自主開発し活用しています。100%開かれた世界最大出力のレーザー施設として国際的に高い期待をもとに、共同利用・共同研究拠点として新たな学術の創成と産業イノベーション実現に貢献しています。

現在、本研究所では以下の4部門が中心となり研究を進めています。光物質材料工学、テラヘルツフォトニクス、パワーフォトニクスや独自のプラズマフォトニクスなど強みの技術をもとにした「光量子ビーム科学研究部門」。レーザー宇宙物理学など高エネルギー密度プラズマを扱うオリジナルの新しい学問領域の開拓を目指した「高エネルギー密度科学研究部門」。究極のエネルギー源として期待されている核融合エネルギーを最終目標に幅広い展開が期待される学術融合の「レーザー核融合科学研究部門」。物理インフォマティクスなどプラズマ物理学を基本とした学際連携の要となる「理論・計算科学研究部門」。

今後、新たな事業や産業界との連携を積極的に取り入れることができる体制を構築していく予定です。

 

沿革

1972年 大阪大学工学部附属レーザー工学研究施設発足
レーザー材料部門設置
1973年 レーザー動特性部門設置
1976年 大阪大学レーザー核融合研究センター発足
(工学部附属レーザー工学研究施設の転換により)
レーザーシミュレーション工学部門設置
1977年 レーザーエネルギー学部門設置
1979年 レーザーペレット工学部門設置(10年時限)
1980年 レーザー診断学部門設置(10年時限)
1981年 レーザー爆縮工学部門設置(10年時限)
1982年 エネルギー伝達工学部門設置(10年時限)
1989年 核融合ターゲット工学部門設置(レーザーペレット工学部門(時限到来)の転換により)
1990年 大阪大学超伝導エレクトロニクス研究センター発足(工学部付属超伝導工学実験センターの転換により)
核融合超高密度プラズマ・計測(大)部門設置(レーザー診断学部門(時限到来)及びレーザー爆縮工学部門(時限前到)の廃止転換により)
1992年 核融合ドライバー制御工学部門設置(エネルギー伝達工学部門(時限到来)の転換により)
外国人客員部門設置
1999年 4大時限部門(高出力レーザー工学部門、爆縮核融合部門、レーザープラズマ理工学部門、超高強度光学部門)に改組
2000年 超伝導フォトニクス研究センター発足(超伝導エレクトロニクス研究センターより改組)
2004年 大阪大学国立大学法人化
レーザーエネルギー学研究センター発足(レーザー核融合研究センターと超伝導フォトニクス研究センターが統合)
2006年 全国共同利用施設化
2010年 共同利用・共同研究拠点化
2017年 レーザー科学研究所に改組
2022年 附属マトリクス共創推進センター設置

 

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