研究交流活動

※個々の活動詳細に関してはイベントカレンダーをご参照下さい。


本計画では、日本、中国、インド、台湾の国際競争力を持つパワーレーザー群を有効利用し、我が国オリジナルの学際的学術分野「レーザー宇宙物理学」を、アジアにおいて確立・発展させる。そのために、以下の研究交流を実施していきます。



共同研究

宇宙物理学の重要な 無衝突衝撃波・磁気リコネクション ・磁場乱流 ・電磁波の輻射・散乱 ・粒子加速  の5つのテーマを主軸に共同研究を行います。
各国の研究者のメインテーマおよび、保有するパワーレーザー(パルス幅、エネルギー)や計測装置等の特徴を生かし、最適なレーザー装置・研究者チームによる国際共同研究を行う。さらに宇宙物理とプラズマ物理の専門家による理論・シミュレーションの共同研究も行い、実験結果の解析や宇宙物理へのフィードバック、新しい実験提案を行います。



セミナー

1年目(2019年9月)に拠点機関が日本で開催する、国際会議 「慣性核融合科学とその応用に関する国際会議International Conference on Inertial Fusion Sciences and Applications(IFSA2019)」に、アジア各国からの研究者と学生を招へいします。同時に、レーザー実験と理論・シミュレーション、さらには宇宙における観測の研究者も含めた大規模なワークショップ形式のキックオフミーティングを開催し、宇宙物理の観点から各テーマの背景や重要性と具体的な実験方法を議論します。
2年目(2020年9月)には、ポルトガルで開催される、実験室宇宙物理学の分野で最大の国際会議 「第13回High-Energy Density Laboratory Astrophysics (HEDLA2020)」に各国からの研究者と学生を派遣し、成果を世界にアピールします。また、ワークショップ形式のセミナーを開催します。
3年目には中国で、大規模なワークショップ形式のセミナーを開催し、成果を総括する予定です。
また、2年目に若手研究者と学生を対象としたウインタースクールを開催していきます。


研究者交流

各国のパワーレーザーを用いた宇宙物理学共同実験のテーマ・日程・参加者等をコーディネーターが取りまとめ、効率よく実験を行います。
アジア各国のレーザー・プラズマ実験研究者と宇宙物理研究者が密接に交流・議論する機会を提供することにより、我が国オリジナルのレーザー宇宙物理学で世界をリードし、宇宙物理学の発展に貢献するとともに、宇宙物理学、レーザー科学、プラズマ物理学という、学際的な研究分野に精通する若手研究者を育成していきます。


本ホームページに関するお問い合わせ先:sakawa-y(at)ile.osaka-u.ac.jp
Copyright(c)2019 LAE Group, Institute of Lasar Engineering, Osaka University All rights reserved. .