(会議)日本物理学会第64回年次大会
(出張場所)立教大学 in 池袋キャンパス
(報告者)田辺 稔
(出張期間)2009年3月27日 - 2009年3月28日

(出張概要)日本物理学会第64回年次大会が東京都豊島区の立教大学池袋キャンパスにて開催されました。東京で開催されるということもあって、参加者が多数という感じでした。我々のセッションは、27日の午前9時から午後17時まで行われました。実験・解析結果、理論シミュレーションの発表が20件近く行われ、熱心な議論が展開されました。セッション終了後は、立教大学近くのベトナム料理屋さんで、教員、研究員、学生、および、共同研究者で会食し、世間話から研究の話などについて、お酒を飲みながら話しました。飲み足りない若い教員、学生で2次会に行き、その後、学生だけで喫茶店に行きました。


立教大学の学内


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(会議)HiPER-Japan共同研究会議ならびに英ラザフォード・アップルトン研究所クリスマス会議
(出張場所)ロンドンから列車で1時間ほど北西にあるAbingdon
(報告者)西村博明
(出張期間)2008年12月17日—19日

我々の研究室では、高速点火核融合研究をテーマの一つとしています。この研究に関連して、HiPER-Japan共同研究会議ならびに英ラザフォード・アップルトン研究所クリスマス会議に参加しました。
2日目の夕刻には英国式のクリスマスディナーで和やかな歓談の時間がもたれました。もっとも印象深かったのは、先にも紹介したP.Norreys教授の閉会のことばです。この共同研究により発表された世界トップクラスの学術誌であるNature PhysicsやPhysical Review Letter誌への掲載延べ数が年間20本にも達するとのことでした。日本における高出力レーザーを用いた共同利用・共同研究の達成度を振り返り、新しい目標を得たような気がしています。

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会議が開催されたCosner’s houseそばの風景。


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(会議)アメリカ物理学会プラズマ部門(American Physical Society-Division of Plasma Physics)
(出張場所)米国テキサス州ダラス市 ハイアットリージェンシーホテル
(報告者)大島 慎介
(出張期間)2008年11月17日-2008年11月21日

2008年11月17-21日の一週間にわたり、ケネディの事件で有名な米国テキサス州ダラス市にてアメリカ物理学会プラズマ部門の年会が開催されました。アメリカ物理学会の一部門のみの会議ではありますが,基礎プラズマに始まり,慣性核融合プラズマ,レーザー生成プラズマ,磁場閉 じ込めプラズマ,非中性プラズマ,プラズマ宇宙物理などといったプラズマに関する研究内容を網羅している非常に大規模な会議です。今回は,1959年のAPS-DPP設立より五十周年を迎える記念碑的な年会でした。参加した我々は各人の研究テーマごとに口頭・ポスター発表を行い,各講演を聞いて回りました。最先端の研究の進展状況を知ることが出来る有意義な経験でした。
昼食・夕食では有名なアメリカ食を堪能することが出来ました。その感想についてはコメントを差し控えさせて頂きますが,テキサスのステーキが評判通り大きかったことだけは確かです。日本ではBSEの危険部位に引っ掛かっている為,現在は食べることが出来ないようです。

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(左)ポスター会場
(右)ある日の夕食で食べたTボーンステーキ


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(会議)American Physical Society Division of Plasma Physics[米国物理学会プラズマ物理学部門第50回年会]
(出張場所)Hyatt Regency Hotel, Dallas, Texas, USA
(報告者)藤原 隆史
(出張期間) 2008年11月16日 - 25日

テキサス州ダラスで行われた米国物理学会で発表してきました.日本ではそろそろ冬なのに,ダラスは空が青く日差しがきつく暑かったです.最初は半日ずれた時差との格闘でした.時差ぼけがこれほど辛いとは想像できず…アメリカ仕込みの大きなお肉で英気を養い発表に望みました.学会会場は海外の研究者ばかりで緊張しましたが,英語の下手な私でもボディランゲージを最大限駆使し,なんとか議論になりまして,自分の発表のときは激励まで頂きました.海外の研究はスケールが大きく,面白い内容の発表がたくさんありました.海外の研究,文化を肌で感じることができ大変有意義で,今後の研究にも参考になる出張になりました.
会議後は、仲間と一緒にNBA観戦をしました。アメリカの国技なだけはあって、もの凄い迫力でした!このような機会を与えて頂いた先生方に感謝しております.さらに旅費も全額サポートして頂きました.ありがとうございました.
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(左)会場のHyatt Regency Hotel, Dallas
(右)発表会場


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(左)アメリカの大きなお肉
(右)発表者との食事会


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NBAの会場と試合の様子



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(会議)American Physical Society Division of Plasma Physics
(出張場所)Hyatt Regency Hotel, Dallas, Texas, USA
(報告者)田辺 稔
(出張期間)2008年11月16日 - 25日

(出張概要)1年に1度米国で開催されるAmerican Physical Society Division of Plasma Physicsがテキサス州ダラスで行われました。サンフランシスコから飛行機を乗り継ぎ、ダラスに着いたのが、現地時間の午後8時でした。朝9時から会議に出席し、夕方6時にはホテルに帰る毎日が4日ほど続きました。最後の日は、昼から会議がなかったので、ケネディ暗殺の記念館(入館料$21)やアメリカプロバスケットリーグNBA(チケット$75)、地元チームのダラスマーベリックスの試合を見たりしました。ダラスは南部らしく黒人の姿が多く、西海岸とは違いアジア人が非常に少ない街でした。

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(左)ケネディ暗殺記念館
(右)飲食店の愛嬌のいい姉ちゃん


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(出張場所)サンタバーバラ(米国カリフォルニア州)
(報告者)山本則正
(出張期間)2008年11月9日-2008年11月14日

PXSグループの研究テーマの一つ、「実験室宇宙物理/光電離プラズマ生成」の研究成果を国際会議で報告しました。報告内容は、昨年の激光12号レーザーを用いた光電離プラズマ生成実験の紹介とそのデータ解析結果です。会議は海岸に面したホテルで行われました。会議後、海岸まで出て夕暮れのなか一人佇んでいた時の一枚(左)。

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サンタバーバラの海岸


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(会議)Radiative Properties of Hot Dense Matter
(出張場所)米国カリフォルニア州サンタバーバラ
(報告者)田辺 稔
(出張期間)2008年11月9日-2008年11月14日

2年に1度開催されるRadiative Properties of Hot Dense Matterと言うワークショップに参加しました。サンフランシスコから小型飛行機に揺られまくりサンタバーバラに着きました。会議の内容は、プラズマ原子過程・プラズマX線分光診断などで、参加者が約50~70名程度の小さな会議でした。しかし、小さな会議ほど研究者同士の繋がりが深く、会議の発表も非常に専門的で非常に実りのある会議でした。
サンタバーバラはスペインの風潮を感じさせる街で、カリフォルニアらしくメキシコ料理やシーフード等の食べ物が美味しかったです。会議最終日の前の晩に山火事があり、最終日の朝は火事の煙の臭いがしました。サンタバーバラでは、空気が乾燥しすぎていて、枯れ葉と枯れ葉がこすれるだけで山火事になることがあるそうです。大変ですね・・・。

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(左)サンタバーバラの街並み
(右)山火事の写真


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(会議)日中韓共同実験に関する打ち合わせ
(出張場所)韓国原子力研究所、韓国、大田市
(報告者)藤岡 慎介
(出張期間)2008年6月2日 - 2008年6月3日


我々の研究室では、中国科学院及び韓国原研と連携して共同実験を実施しています。韓国大田市内のホテルの一室を借りて、2008年2月に激光XII号レーザーを用いて取得した実験データの解析結果と理論的な解釈について議論を行いました。二日目は大阪大学から韓国原子力研究所に移設された激光IV号を見学し、今後の研究計画について議論しました。夜は韓国料理やお酒を楽しみました。今後も連携をより一層強めながら、新しい研究に取り組んで行くことを確認し合いました。
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韓国原研施設内(激光IV号前)での集合写真


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(会議)17th Topical Conference High-Temperature Plasma Diagnostics
(出張場所)アメリカ合衆国ニューメキシコ州アルバカーキ
(報告者)田辺稔
(出張期間)2008年5月11日-2008年5月15日

二年間に一度、米国で開催される高温プラズマ診断に関する国際会議がニューメキシコ州アルバカーキで開催された。会議は、朝から昼までと夕方から夜までの二部構成であり、招待講演の口頭発表と一般講演のポスター発表であった。今回、ポスター発表で参加し、非常に多くの聴講者が私の発表を聞きにきてくれ、非常に熱い研究討論を行う事ができた。また、この発表で多くの研究者と議論ができた。
アルバカーキは、ネイティブアメリカンの風貌を残す街で、土産物もインディアンに関わる物が多かった。
会議の無い時間帯にニューメキシコ州の州都のサンタフェツアーに参加した。
サンタフェは小さい街で観光地らしく土産物屋が沢山あった。また、アルバカーキには原子力博物館があり、広島・長崎に落とされた原爆の模型が展示されていた。
旅費は学校のフルサポートがあり、自己の負担は無く、非常に感謝している。

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(左)ポスター発表の様子
(右)アルバカーキの町並み


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(左)サンタフェの町並み
(右)原爆の模型


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(会議)第62回日本物理学会年次大会
(出張場所)北海道大学
(報告者)田辺稔
(出張期間)2007年9月21日-2007年9月24日

日本物理学会が北海道大学で開催された。10分の発表と5分の質疑応答時間で発表は終了となる。質疑応答時間では、熱心な議論が繰り広げられ、今後の進展に繋がる議論となる。
北海道大学は、非常に広いキャンパスであり、クラーク像で有名である。学会の間に札幌市内を観光した。札幌の時計台、アイヌの文化博物館、および、道庁などを周り、北海道開拓の歴史などを見学した。また、夕食は北海道らしく新鮮な魚料理を共同研究者と食べた。居酒屋定番メニューのホッケ塩焼きは、関西の居酒屋で出てこない様な大きなホッケであり、また、秋刀魚の刺身など新鮮でないと食べることが出来ない海の幸を堪能した。

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(左)北海道大学の正門
(右)フラーク像


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北海道庁


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・イベント 2008




(イベント)本能寺の変ツアーと送別会
(日時)2009年3月21日
(報告者)松岡 祐司

今回は送別会を兼ねて明智光秀が通った道をたどる「本能寺の変ツアー」を敢行しました。 トロッコ列車→明智越え→本能寺のコースです。トロッコまでは順調でしたが、明智越えの愛宕山を登るのが想像以上にきつく、へとへとになりながら登頂しました。メインの本能寺に行く予定でしたがタクシー運転手が道を間違えたため断念…。。。その後、京都の天ぷら屋で他のメンバーと合流し、おいしい天ぷらを食べながら一緒に研究を頑張ってきた先輩達を見送りました。

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(左)菜の花畑を背景にトロッコ亀岡駅での一枚
(右)天ぷら屋の前での集合写真


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(イベント)南あわじ市丸山海釣り公園(淡路島)
(日時)2008年7月9日
(報告者)田辺 稔

昼休みのランチ中に魚釣りに行こうと言う話になり、梅雨が明けた7月9日に淡路島に魚釣りに行くことになりました。午前5時頃に研究室に集合し、自動車2台で淡路島まで行きました。明石海峡大橋を渡り約2.5時間後海釣り公園に到着し、サビキ用のアミエビとゴカイを購入し釣り始めました。鯛が食いつくらしいプチトマトとコーンも餌として持参しました。
釣れた魚は、アジ、スズメダイ、フグ、ベラでした。11時30分頃まで魚釣りを楽しみ、サービスエリアで昼御飯を食べ、明石海峡大橋を再度渡り、15時頃に研究室に帰りました。

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大物の予感・・・!?



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・NEWS 2008



NEWS:高出力レーザーで生成した模擬ブラックホールを用いた新しいX線天文学
(日時)2008年10月19日

ブラックホール周囲で観測されている「光電離」と呼ばれる現象を実験室で発生させることに成功し、天体観測データと良く似たX線スペクトルを実験室で生成した光電離プラズマから取得しました。この成果がNature Physicsに掲載されます。この成果を皆様に知ってもらうために記者会見を行いました。

資料:高出力レーザーで生成した模擬ブラックホールを用いた新しいX線天文学

論文:X-ray astronomy in the laboratory with a miniature compact object produced by laser-driven implosion



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