(研究会)レーザー励起X線源とその応用研究会
(日時)2013年12月12-13日
(報告者)増田 将也
(概要)
M1の増田が報告させて頂きます。福井県敦賀市で行われた「レーザー励起X線源とその応用研究会」に参加してきました。この研究会は紫外からX線領域における光源開発とその応用技術について研究している者同士の、現在の研究状況や、意見交換等を行う場として開催されています。 講演は学部生から企業の方まで様々な研究発表が行われましたが、中でもギガフォトン社の溝口さんにはEUV光源開発の最新状況等、アカデミックでは普段聞けないような内容の話も聞かせて頂き、とても印象に残りました。 私自身も講演に参加し、貴重なご指摘、意見を頂き、勉強させてもらうと同時に、より研究に対する向上心が湧いてきました。学会発表はもちろんですが、今後機会があれば、このような研究会にも積極的に参加し、議論を深めていきたいと思います。

M1吉田くんの発表風景

M1増田の発表風景

M1池ノ内くんの発表風景


さて、次は前日に行われた懇親会についてのレポです。ここからは少し砕けて報告させて頂きます。懇親会の会場は「まるさん屋」(水揚げされたばかりの鮮度抜群の地魚、越前ガニ等がウリ!@homepage) でした。私はカニが好物ですので、ガッツリ食べている様子を・・・載せたいところではありますが、良い絵が撮れたので、今回は我が研究室が誇るポスドクの方々を主に載せたいと思います。普段は真面目かつストイックかつ鬼のような皆様ですが、こんなユニークな一面もあったんですね! お鍋、おいしく頂きました。
カニ in 鍋(左)
   
カニ顔色 松隈さん(右)

カニマスク 田中さん(左)
   
カニ角 Zhangさん(右)

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(海外出張)サラマンカ大学・高強度レーザーパルス研究センターCLPU開催 第三回ユーザー会議に参加して
(出張場所)スペイン・サラマンカ
(報告者)西村 博明
(出張概要)

サラマンカはマドリードの西北西に位置する。オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、パリ大学、ボローニャ大学などとともに、名だたる欧州の大学の中でも最も古い大学の1つに数えられる。2014年には創立800年を迎えるという。日本で言えば室町時代である。このような長い歴史をもつ欧州大学の多くがそうであったように、天文学やカソリック神学が学究と教育の中心となったが、今や学生数3万人を越えるスペイン屈指の総合大学となっている。旧市街には多くの教会や大学関係の施設が現存し、ユネスコによる世界遺産の指摘も受けている。マヨルカ広場はとりわけ有名であり、しばしば映画のなかでも登場する。Luis Roso教授が2003年から高次高調波発生や粒子加速研究のため、テラワットレーザー装置を設けて以来、サラマンカ大は超短パルス高強度レーザー研究の中心となった。これを契機として、この大学にCLPU(Center for ultra-intense laser pulse http://www.laserlab-europe.eu/about-us/partners/partners-clpu)が2007年に設立され、欧州17ヶ国にある高強度レーザー研究所30施設の内の1つとして力強い活動を開始した。スペイン政府産業省(50%)とCastillaならびにLeon洲(45%)の支援を受け、TWからPWクラスの異なった性能と目的をもったレーザー装置3台が間もなく稼働開始しようとしている。装置のシリーズ名はVEGA。過去に記録された中でも最も明るい超新星に由来している。主力となるのは30J/30fs/10Hzの高繰り返しペタワットレーザーである。  さて、今回の参加した会議では、スペイン国内の超短パルス高強度レーザーを用いた研究者が集い、研究成果を披露するとともに、このCLPU施設に対する機能や利用法に関する期待や意見が寄せられた。筆者は、サラマンカ大学の招聘を受け、センターにおける高速点火関連の高エネルギーX線分光計測や光核反応中性子の発生に関する発表を行った。これは、高出力レーザーがどのような分野に研究に、どのように使われているかを知る為である。このため、参加者はレーザー加速プロトンによる材料探査や改質、微細加工、医療応用、レーザー化学、レーザー超高強度場科学など様々な分野の研究者である。訪問のもう一つの目的は、今後の両研究機関における研究交流に関する意見交換であった。様々な機会を通じて、本分野における日西協力、ひいては欧州レーザー施設との協力関係を気付いていくことの重要性を改めて確認した。

写真1:スペイン地図(マドリッドからサラマンカまではバスで2時間半の距離にある)
   

写真2:サラマンカ旧市街の雰囲気
   
写真3:マヨルカ広場
   
写真4:会議を主催したサラマンカ大学CLPU(高強度レーザーパルス研究センター)所長・Luis Roso教授
   

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(イベント)吹田祭ソフトボール大会
(日時)2013年9-10月
(報告者)吉田 健祐
(概要) 吹田祭のソフトボール大会に出場し、ベスト4となりました。
準決勝後の集合写真


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(会議)Inertial Fusion Sciences and Applications 2013出張報告
(出張場所)奈良県新公会堂
(報告者)吉田 健祐
(出張期間)2013年9月8日~9月13日

(出張概要)奈良県で開催されたIFSA2013(Inertial Fusion Sciences and Applications 2013)に参加しました。国際学会でしたが開催地が奈良県ということで特別な緊張感もなくリラックスした雰囲気で臨めました。ぼくは「Beyond-Extreme Ultra Violet (B-EUV) Radiation from Spherically symmetrical High-Z plasmas」と題したポスター発表を行いました。ぼくにとっては初めての学会であり初めての英語での発表でありましたが、自分の研究してきた成果を多くの人に伝えることの充実感や達成感を得るとともに、自分に足りない知識や能力に気づくことが出来ました。奈良県新公会堂は奈良公園の一角にあり、海外から来られた研究者の方々には日本庭園や能楽ホールなどの日本の伝統文化に触れていただけたかと思います。

写真1 M2鵜篭さんの発表の様子(左)
   
写真2 M1吉田の発表の様子(右)

写真3 鹿と海外の研究者(左)
   
写真4 能楽ホールでの研究発表の様子(右)

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(出張場所)フランス・エコール・ポリテクニーク
(報告者)石原 和大
(出張期間)2013年7月22日-8月9日

(出張概要)2013年7月22日から同年8月9日までの間、フランスのエコール・ポリテクニークのLULI2000で磁場発生に関する国際共同実験を行うためにフランスへ渡り、共同実験を行ってきました。今回私達PXSグループからは、私と准教授の藤岡さん、特任研究員のZhangさんというメンバーで実験に参加しました。今回の実験では、私が博士前期課程1年生の頃から取り組んでいるファラデー効果を用いた高強度のレーザーによる駆動磁場の計測及びそのときのコイル周辺のプラズマ挙動の観測というテーマで、我々PXSグループとボルドー大学のJ. J. Santos教授及び同大学のLorenzo Giuffrida博士を始めとしたフランスの研究グループとで研究を行いました。


今回の共同実験のメンバー。写真右端がJoao、右から4番目が Lorenzo博士。なお私は撮影係の模様

今回実験を行ったLULI2000レーザーがあるエコール・ポリテクニークは、パリ市内からRER(パリ市内から郊外へと伸びる高速近郊鉄道)で30分ほど揺られた先にあるロゼールという小さな駅が最寄りとなっています。駅からは徒歩…ではなく、文字通りの”登山”で15分ほど行った先にある山の上に位置する士官学校です。大阪大学の豊中キャンパスにも「阪大坂」と呼ばれる通学する学生のやる気を削ぎ落とすことで悪名高い坂がありますが、この坂はその比ではない位急峻かつ長いです。流石に初日以降は別の駅から出ていた本学までのシャトルバスを毎朝使用しました…


ロゼール駅。静かな片田舎という印象


ロゼール駅からのまさに”登山道”。斜面…!

 エコール・ポリテクニークとは、かつてナポレオンが創立した国を支える若き人材を輩出するための士官学校で、創立以来数多くの軍人のみならず、著名な科学者や技術者を輩出している名門校で日本でいうところの防衛大学校と理工科系の大学を併せたような学校です。キャンパスは緑が多く、雰囲気は大阪大学の吹田キャンパスに近いものを感じました。学内の食堂は非常に充実しており、学生及び教職員は食堂で学食とは思えないほどボリュームがあってかつ美味しいランチを味わうことが出来ます。私は食べ過ぎて帰国したら体重が3 kgほど増えていました。笑


エコール・ポリテクニークの校内。とにかく広い。


校内にある銅像。ナポレオンが目指した人材育成は今日も受け継がれている。

 ここでの実験は私にとっては新鮮かつ難しいものでした。ターゲットの導入方法一つとってもレーザー研のそれとは全く異なっていたり、ここで初めて導入する手法について誰の助け舟もない状況下で英語で議論したり…特に生まれて初めて味わった、日本語が全く通じないという環境で自分の意見を確実に伝え、それに対するレスポンスに的確に答える…といったことには非常に苦労しました。時にはうまく伝えることが出来ず誤解を生むこともありましたが、なんとか自分の持てる英語力を出しきって実験を行うことが出来、大変自分の自信にすることが出来ました。3週間という短い実験期間でしたが、この時間を自身の英語のみで乗り切ったという経験は私の大事な財産となっています。  またフランスでは実験や研究だけでなく、観光や食文化も楽しみました。週末を利用してノートルダム大聖堂、凱旋門、ルーブル美術館、エッフェル塔、ヴェルサイユ宮殿やモン・サン・ミッシェルといった観光地を回ることが出来ました。どれも雑誌や教科書で見るものより遥かに美しく、特にヴェルサイユ宮殿でのフランス王朝の権威を象徴する絵画や装飾の数々は圧巻でした。


ノートルダム大聖堂内のステンドグラス


エッフェル塔よりパリ市街を。



モン・サン・ミッシェル。観光客が日本人しかいなくて これじゃない感がすごかった。笑


ヴェルサイユ宮殿の鏡の間。生で見たら感動の一言!

最後にこのようなまたとないチャンスをくださった西村博明教授ならびに藤岡慎介准教授、実験を共に行い現地での生活を支えてくださったJoao Jeorge Santos教授及びLorenzo Giuffrida博士を始め大阪大学レーザー研、Bordeaux大学、LULI、また家族の方々に深く感謝致します。

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(イベント)琵琶湖バレー
(日時)2013年1月5日
(報告者)吉田 健祐
(概要) 1月5日、早朝に集合し日帰りで琵琶湖バレーに行ってきました。
琵琶湖バレーでの集合写真





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(学会)日本物理学会 第69回年次大会
(日時)2014年3月28日
(報告者) 池ノ内 孝仁
(概要)東海大学湘南キャンパスで開催されました日本物理学会第69回年次大会に参加させていただきました。幅広い研究領域の方々が集う学会ですが、私はプラズマ領域の核融合セッションで講演させていただきました。阪大レーザー研の核融合研究関係者が一連の流れで講演することで、核融合研究の現状や課題、各計測器の役割などが外部の方にもわかりやすく伝えることができたのではないかと感じました。貴重なアドバイスもいただき、今後の研究に活かしていきたいと思います。
また、本学会では高校生が発表しているブースがあったので拝見しに行きました。「茶柱の発生要因」や「ドミノ倒しの進行速度」など非常に印象深い発表がありました。驚くほどきちんと科学されており、感動しました。大学受験に関する話が出来たことも楽しかったです。

東海大学湘南キャンパス(左)
   
発表会場入り口にて(右)

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(イベント)田中さん出産頑張れ会
(日時)2014年2月4日
(報告者)増田 将也
(概要)
2月から産休に入る田中さんの出産頑張れ会を行いました。会場は小野原にある「きんのぶた」、しゃぶしゃぶの食べ放題です。2種類のだしを選択した美味しいしゃぶしゃぶ鍋がこちらです!と写真を用意できたら良かったのですが、すみません忘れました・・・・なので、皆さんが楽しんでいる写真を載せたいと思います。
積み上げられた豚皿たち(左)
   
ズームいん!(右)

女子力の高いテーブル(左)
   
美女3人のサービスショット(右)

写真を見返して1つ気がついたことが。私(増田)が写っていない!しかし、皆さんが楽しめていたようで良かったです。 ちなみにこの後、1週間ほど産休中にも関わらず働いていました・・・さすがです。出産頑張ってください!

追記:田中さんより↓↓

PXSグループ特人研究員の田中です。2月から産休を取らせていただいています。
産休に入った直後の2月4日、グループメンバーの皆さんが出産がんばれ会を開催してくれました。出産のことや子供のこと、皆さんが関心を持ってくれて、とても嬉しかったです。
女性研究者の妊娠出産に伴うブランク、育児と研究の両立(こちらは男女問わずになってきていますが)はキャリア形成の上で大きなハードルとなっていることが良く知られています。私は妊娠中グループ内外の皆さんにたくさんサポートをしていただき、特に悩むことも困ることも無く研究を続けることができました。
20代前半の学生さんと同じペースでたっぷりお肉を食べ、たっぷり体力と体重を付けて、後日2月22日に元気な女の子を無事出産しました。
これからしばらくしてスタートする育児と研究の両立生活、楽しみながら頑張りたいと思います。

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(イベント)スキー・スノボー
(日時)2014年1月13日
(報告者)増田 将也
(概要) スキー・スノボーのシーズンということで研究室の皆で兵庫県のハチ北スキー場に行ってきました。ハチ北には初めて行ったのですが、初級から上級まで様々なコースが広がっており、とにかく広い!寒い!雪質がきれい!といった感じでした。私自身は2年ぶりのスノボーでしたが・・・・転びまくりました。スキーで華麗な滑りをしていた西村教授夫妻、さすがです。今回は初めてスノボーをしたというB4の李くんにコメントを頂きました。
「初めてスノボーに行ったので、帽子もゴーグルも用意してませんでした。手袋もだめで寒かったです。最初は何もわからなくて先輩に教えてもらったけど、転けまくりでした。教えられたことを考えながら一人で練習し続けて、最後漸く滑れるようになりました。楽しかったです!」 李超剛
スノボー初体験! 李君
PXS in ハチ北



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2012年以前

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