大阪大学 レーザー科学研究所

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物理学会にてシンポジウム「原子・分子過程で繫ぐマルチスケールプラズマの科学」を開催

日本物理学会2021年秋季大会にて「原子・分子過程で繫ぐマルチスケールプラズマの科学」と題するシンポジウムを開催いたします。

 

<主旨>
プラズマ中でのエネルギー輸送、その結果としてのプラズマの構造形成において、原子・分子過程は重要な役割を担っています。地上実験に基づく原子・分子過程の理解は、地上の太陽である核融合エネルギーの実現に不可欠であると共に、現実の太陽及び太陽風の理解にも直結します。例えば、地上で生成した太陽模擬プラズマのオパシティー(不透明度)の測定値が、日震学で同定された太陽構造と太陽モデルの不一致の解消に繋がっているなどは、その好例の一つです。解明しようとしている原子・分子過程の側面に応じて、粒子ビーム、定常一様プラズマ、高エネルギー密度プラズマなどが実験で用いられています。

本シンポジウムでは、レーザー生成プラズマのようなmmスケールの微小プラズマと太陽のような巨大プラズマの間を 原子・分子過程を共通項として繫いでみることで、プラズマ物理分野における原子・分子過程の現在と未来について理解を深める機会としたいと思います。

 

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