大阪大学 レーザー科学研究所

共同利用・共同研究COLLABORATION

光・量子ビーム科学合同シンポジウム

「光・量子ビーム科学合同シンポジウム2026」開催のご案内


光・量子ビーム科学合同シンポジウム2026(OPTO2026)を2026年6月15-16日に国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所で開催いたしました。

 

OPTOシンポジウムは、2017年より大阪大学レーザー科学研究所(阪大レーザー研)と量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所(量研関西研)が合同で開催しており、両機関の連携協力体制をより強固なものとし、光・量子ビーム科学分野の研究開発を加速することを目的としています。今回で11回目となり、本年度は量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所(量研関西研)で行われました。今年は全国各地から非常に大勢の参加者にご来場いただき、総参加者数は178名となりました。

講演の部では、幅広い分野からの口頭発表が8件ありました。
1日目には、レーザー駆動イオン源について、レーザー駆動イオンの計測(CR-39)の分析技術について、LFEXレーザーを用いた新しいイオン加速メカニズムについて、2日目にはマテリアルズインフォマティクスと核融合炉材料への応用について、レーザー核融合推進ロケットに向けた研究について、レーザーを用いた農業のリモートセンシングの可能性について、レーザーを用いた量子制御について、レーザー高調波による軟X線発生についての話題がありました。ハイパワーレーザーの応用が多方面に波及しており、いずれも実用段階に到達していることを実感し、今後の展開への期待が高まりました。またパワーレーザーD Xプラットフォームに関する報告がなされました。
パワーレーザーコミュニティ会議では、量子科学技術研究開発機構の羽島部長がコーディネーターをつとめ、大阪大学レーザー科学研究所兒玉所長がロードマップ2026に提案した内容の説明を行い、それについてレーザー・プラズマなど多種の研究者から今後のハイパワーレーザー開発のビジョンについての要望や質疑応答が行われ、活発な意見交換が行われました。
ポスターセッションでは、150件にもおよぶ発表がありました。共同研究課題の成果報告や、若手研究者の研究成果発表などが報告され、活発な議論がなされました。久しぶりにあう仲間との再会の場面もあり、大いに盛り上がりました。

シンポジウムの中で大阪大学近藤賞の授賞式が行われました。萌芽論文賞1名・若手論文賞1名に賞状および副賞が授与され、各受賞者より記念講演が行われました。
いずれも大阪大学国際賞にふさわしい素晴らしい研究発表でした。ポスター発表においてはベストポスター賞に2名が選出され表彰状が贈られました。この若い研究者たちが、今後ますます研究に邁進されることを期待しています。

プログラム

*OPTO2026シンポジウム Programは こちら

6月15日(月)

〇講演1  榊 泰直(量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所)
レーザー駆動イオン入射器の開発と将来展望

〇講演2  金崎 真聡(神戸大学 大学院海事科学研究科)
固体飛跡検出器を用いたレーザー駆動100 MeV超準単色陽子線の同定

〇講演3  韋 添允(量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所)
An Alternative Mechanism for Monoenergetic Ion Acceleration with High-Power Picosecond Lasers — Boosted  Coulomb Explosion —

〇ロードマップ2026報告

 

6月16日(火)

〇講演4  原嶋 庸介 (奈良先端科学技術大学院大学)
 スモールデータのマテリアルズ・インフォマティクスと核融合炉材料への展開

〇活動報告 藤岡慎介 (大阪大学レーザー科学研究所)
 PLDX活動報告

〇講演5  古場 健斗 (九州大学 総合理工学府)
 核融合プラズマからの誘導型エネルギー回収と宇宙推進機への応用

〇講演6  J. K. Koga (量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所)
 Remote Determination of Plant Health via High Power Lasers

〇講演7  腰原 伸也 (大阪大学レーザー科学研究所)
 超短パルス高出力レーザーが生み出す光誘起相転移過程の量子干渉制御 ‐量子物質の量子制御の夢に向かって

〇講演8  石井 順久 (量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所)
 水の窓全域に渡る軟X線高次高調波発生と時間分解吸収分光への応用

 

表彰

〇第20回大阪大学近藤賞

<萌芽論文賞受賞者>
中辻󠄀 千陽 (大阪大学レーザー科学研究所)(写真左)
題目:「直接照射型レーザー核融合条件下におけるレーザープラズマ相互作用に関する実験的研究」

<若手論文賞>
井上 伊知郎 (東京大学)(写真右)
題目:「新奇特性を持つX 線自由電子レーザーの開発とその応用」

  〇2026ベストポスター賞

  <受賞者以下2名>

玉城 直也 (大阪大学)(写真左から2番目)

松本 悠椰 (量子科学技術研究開発機構 関西光量子科学研究所)(写真右から2番目)

   また、来年、素敵な成果報告の場になることを楽しみにしております!

 

   (OPTO開催スタッフ)

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