大阪大学 レーザー科学研究所

共同利用・共同研究COLLABORATION

光・量子ビーム科学合同シンポジウム

「光・量子ビーム科学合同シンポジウム2022」開催のご報告

現下のCOVID-19に対する全国的な取り組みを考慮し、光・量子ビーム科学合同シンポジウム2022(OPTO2022)を本年は2022年6月28-29日に量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所大ホールとオンライン方式のハイブリッド方式で開催いたしました。ポスター発表にはREMOとよばれる対話型のポスター発表ツールを用いて、オンラインにもかかわらずリアルな活発な議論が実現しました。OPTO2022シンポジウムと併設する形でパワーレーザーDXプラットフォーム事業シンポジウムが開催されました。PLDXシンポジウムの開催報告はこちらをご覧ください。

OPTOシンポジウムは、2017年より大阪大学レーザー科学研究所(阪大レーザー研)と国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所(量研関西研)が合同で開催しており、両機関の連携協力体制をより強固なものとし、光・量子ビーム科学分野の研究開発を加速することを目的としています。本年度の参加者は218名でした。

講演では、ハイパワーレーザーやその応用に関する最新の研究成果に関する講演が8件ありました。関西光科学研究所のハイパワーレーザーJ-KEREN-Pのプラズマミラー導入に関する講演、レーザー駆動テラヘルツ波応用の科学、日米共同研究並びに米国レーザー核融合の最新の成果に関する講演、ハイパワーレーザーによる宇宙物理研究、レーザー駆動中性子による核科学研究、雷による自然放射線発生の研究など幅広い研究成果が報告され活発な議論がなされました。

また、2022年4月に急逝された河仲準二先生を忍んで追悼式が行われました。参加者一同による黙祷が捧げられ、長年に渡り河仲先生と親交の深かった時田茂樹教授より追悼講演がなされました。

パワーレーザーコミュニティ会議では高繰り返しハイパワーレーザーの開発が必須であると関して意見交換がなされました。また、大阪大学近藤賞には、論文賞1名、技術貢献賞1名が選出されました。記念講演が行われ活発な議論がなされました。ポスター発表においてベストポスター賞に2名が選出され表彰状が贈られました。

残念ながら本年度も新型コロナウイルスの影響が長引いており、現地+オンラインのハイブリッドスタイルでしたが、オンラインを用いることで海外や国内遠方の研究者も多く参加することができ、2日間に渡る実りの多いシンポジウムとなりました。

プログラム

*OPTO2022シンポジウム Programはこちら

6月28日(火)

〇研究講演1  Verdad.C.Agulto(大阪大学レーザー科学研究所)

Terahertz time-domain ellipsometry with high precision for semiconductor evaluation

〇研究講演2  乙部 智仁(量子科学技術研究開発機構)

非線形レーザー物質相互作用の理論及び数値計算による研究

〇研究講演3  千徳 靖彦(大阪大学レーザー科学研究所)

高エネルギー密度科学における日米協力とNIF実験のインパクト

〇招待講演  鳥居 建男(福島大学)

雷活動に起因した高エネルギー放射線の発生とそのメカニズム

〇河仲準二先生追悼講演  時田 茂樹(京都大学)

 

6月29日(水)

〇研究講演1  今 亮(量子科学技術研究開発機構)

プラズマミラー によるJ-KAREN-Pレーザーの高コントラスト化

〇招待講演1  蔵満 康浩(大阪大学大学院工学研究科)

大面積自立グラフェンのJ-KARENレーザー直接照射による高エネルギーイオン加速

〇研究講演2  早川 岳人(量子科学技術研究開発機構)

レーザー中性子による元素の起源と太陽系形成の研究

〇招待講演2  山崎 了(青山学院大学)

激光XII号による磁化プラズマ中を伝播する無衝突衝撃波の生成実験

〇パワーレーザーコミュニティ会議

〇第16回大阪大学近藤賞

<論文賞受賞者>

Filchito Renee G.Bagsican(Postdoctoral Researcher:Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University)

題目: Terahertz Excitonics in Carbon Nanotubes : Exciton Autoionization and Multiplication

<技術貢献賞受賞者>

南出 泰亜 (チームリーダー:理化学研究所 光量子工学研究センター テラヘルツ光源研究チーム)

題目: バックワード非線形光学波長変換によるテラヘルツ波発生検出技術の開発

 

 

 

 

 

 

 

 

〇2022ベストポスター賞

<受賞者以下2名>

  • 太田 雅人 氏(大阪大学レーザー科学研究所)
  • 高橋 秀実 氏(大阪大学工学研究科)

ポスターサイトに掲載されたポスターは126件、その内ベストポスター賞対象のものは28件でした。

(ポスタープログラムはこちら

 

全体集合写真

 

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