大阪大学 レーザー科学研究所

学生の方へEDUCATION

学生・卒業生の声

▼先輩学生からのメッセージ▼卒業生からのメッセージ

 

先輩学生からのメッセージ

私は超高強度レーザーとナノマテリアルを組み合わせて、太陽中心に匹敵するような高温高密度状態の生成に関する研究をしています。レーザー研で行われる研究の魅力の一つは、様々な専門分野の研究者とチームを組み共同研究を行えるという点だと思います。異分野の研究者の方々と行う議論には新しい学びがあり、そして自身の研究を磨く良い機会にもなります。あなたもレーザー研でしかできない研究をしてみませんか?きっと他では得難い経験を得ることができると思います。(2024年10月時点 博士課程)
私は現在、レーザーによる中性子の生成に関する研究を行なっています。研究が2年目になり、実験や学会の経験が増えて来た時期です。最近では、この研究を進めていくと、どのような開発や応用実験ができるかと想像する瞬間が楽しい時間です。また、研究を深めていくと同時に、自分自身も人として深まっていると感じます。研究が上手く進まない時もありますが、それも含めて楽しめるような研究者になりたいです。(2024年9月時点 修士課程)
私は慣性核融合に強い興味を持ち、レーザー研を選びました。レーザー研には世界的にも大規模なレーザーがあり、日本でこの規模のレーザーを持つのはここだけです。特に魅力的なのは、学生が主体となって実験を進められる点です。同規模のレーザーを持つ他の研究所では、通常、従業員の方が実験を行うため、学生がこれほど直接関われるのは本当に珍しいことです。また、レーザー研では企業との共同研究も盛んで、自分の研究テーマ以外にも多くの知識や経験を得るチャンスが豊富にあります。私はこの整った環境で、忙しくも充実した日々を過ごしています。(2024年9月時点 修士課程)
私は高校生の頃からレーザー核融合に興味がありレーザー研への配属を希望しました。現在はシミュレーション分野の研究を行っています。レーザー科学研究所には国内トップクラスの設備が揃っており、とても良い環境の中で研究を進められます。また本研究所では異なる学部や研究科から人が集まって幅広い分野の研究を行っており、研究室の垣根を超えて様々な人と交流できます。そのため異なる分野の知見を得ることもでき、刺激的な研究生活を送ることができます。(2020年4月現在 修士課程)
The biggest reason I wanted to study here is that the Institute Laser Engineering has the best equipment in Japan and provides an excellent and global environment for students to doing research progressively and independently. In addition to experiment itself, the presentation and discussion here are precious and unmissable experience. Communicating with people in other fields not only broadens my horizons, but also gives me a lot of instructive comments and advanced ideas. Currently, I’m also paying attention to the mid-infrared laser source. I believe that I will have a meaningful, irreplaceable and unique learning experience in ILE,and contribute to the beautiful future life of the technology society.(2020年4月現在 修士課程)
僕は次世代の加速器として有望されるレーザープラズマ加速器に興味を持ち、レーザー研への配属を希望しました。レーザーといえばプレゼン等で使用するペンサイズを想像されるかもしませんが、僕たちの実験では体育館並みの大型レーザーを使用しています。このレーザーは世界有数で国内外から多くの研究者が実験に訪れます。物理という普遍的な対象を英語という普遍的な言語で世界中の研究者達と共に研究するという体験をあなたもしてみませんか?(2020年4月現在 博士課程)
From high school, I loved science fiction and lasers. In Russia, I was working on a laser-driven plasma source for EUV lithography, but I always dreamed to work with huge lasers. That’s why I was really excited to move to Japan and become a member of a team, that performs experiments with laser-driven ion acceleration at the edge of modern science. I like that relationship inside the research group extends outside the lab and we are not only co-workers but also friends. There are not many big lasers in the world like one in ILE, so if you are interested in science, give it a try!(2020年4月現在 博士課程)
私は高校生のときから核融合エネルギーについて興味を持っており、レーザー研への配属を希望しました。現在は核融合の燃料ターゲットの作成方法についての研究を行っています。レーザー研には大型レーザーの他にもたくさんの設備があり、センター内でも幅広い分野の研究が行われています。他分野の人とコミュニケーションをとることで視野が広がるだけでなく、研究のヒントが見つかったりもします。レーザー研でクリエイティブな研究室生活を送ってみませんか。(2018年9月時点 博士課程)
大阪大学レーザーエネルギー学研究センターでは、日本の中でもトップクラスの設備が揃っており、研究を進めるにあたっての環境が非常に整っております。さらに、本学で行ってきた研究について、普段はあまりお話しすることのできない他大学の方や外国の方に発表し、討論する機会もあります。そこでは、学会とはまた違った雰囲気で、交流を楽しむことができます。研究、交流ともに、他では味わうことのできない刺激のある日々を送ることができます。(2018年9月時点 修士課程)
私は”未開拓電磁波”と呼ばれ、数え切れないほど幅広い産業応用可能性をもつテラヘルツ電磁波の研究に興味を持ち、レーザー研に入りました。レーザー研には非常に充実した研究設備だけではなく、世界の一流のレーザー関連の研究者が頻繁に集い議論するインターナショナルでかつハイレベルな研究環境があります。このような環境を最大限活用して研究者としてのスキルを磨き、将来自分の携わった研究開発で社会に貢献することが私の夢です。(2018年9月時点 博士課程)
ここレーザー研では、様々な分野の方々が最高峰の叡智を結集させ、レーザー核融合実現に向け、邁進しています。その知の結晶の熱量を日々間近で感じることができ、大いに刺激を受けることができます。学生である私も、その一員として、レーザー核融合実現に貢献しているという充足感を味わっています。また、研究室の垣根を越えて、様々な方々との交流を楽しむことができ、非常に刺激的な、密度の濃い研究生活を送っています。(2018年9月時点 修士課程)
僕は大学の授業でレーザーについて学んだときに、レーザーの秘めた可能性に感動し、レーザーについてさらに学ぶためにこのレーザー研に入る事を決めました。このレーザー研では、普段触ることの出来ないような様々なレーザーや機器を使って、様々な実験ができ、レーザーについて学ぶ機会が多いので、さらにレーザーへの興味関心が高まっていくと思います。

是非レーザー研でレーザーを学びましょう!!

My dream was to contribute to nuclear fusion related research, which is almost impossible in my hometown, Hong Kong. Even in the whole world, ILE is one of the few places that students could do their own research of inertial confinement fusion. It is very exciting to get such an opportunity to make our best efforts, walking step by step towards the ultimate goal: generating energy from nuclear fusion. Experiments in such a “big science” are full of surprises and always interesting. I can be sure that no one will be bored of it.(2018年9月時点 博士課程)
レーザー研では、大小様々なレーザーをはじめ、世界でも最先端の研究設備が整っており、それらを用いて主体的に研究に取り組むことができます。また、教授陣や、海を超え世界中からやってくる研究者達、技術員の方など、様々な分野の第一人者と議論する機会もあり沢山の刺激を受けています。私は、半導体のリソグラフィーなどで注目されている極端紫外光の応用について研究していますが、このような整った環境の中で密度の濃い有意義な研究生活を送っています。(2018年9月時点 修士課程)

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卒業生からのメッセージ

米国の研究所で、NIFの点火実験用のX線画像計測器の中性子耐性に関する研究に取り組んでいます。私の学生時代は悩んだり、迷ったり大変でしたね。専門になれば、学んだ内容と自分の将来の関係を想像するのは簡単じゃない。日々の問題と対処、それらが断片的に見える。確かにそのときは断片なんですね。でも大丈夫、その断片たちが結晶化するときが必ずあって、繋がっていく、拡がっていく。レーザー研で沢山の断片を経験してください。それらはかけがえのない財産になります。
レーザー研では……◎疇地研究室に在籍 ◎多チャネル中性子スペクトロメーターを用いたプラズマ診断を研究 ◎2000年3月転出
現在、超短パルス高強度レーザーを用いたX線レーザーの開発と応用研究に従事しています。一度一緒に実験をした仲間は、先生も学生も熱い絆で結ばれた同志になります。自分の失敗が他人のアシを引っ張ることもあれば、自分が仲間を成功に導くこともあります。暗くて狭い実験装置の周りで、極度に明るいレーザーを使った夢の広がる実験をレーザー研でしてみてはどうでしょう?教育熱心で放任主義なレーザー研の先生、先輩が待っていますよ。
レーザー研では…◎白神研究室に在籍 ◎レーザー核融合における流体不安定性の抑制を研究 ◎2002年3月、博士後期課程修了
産総研で、光ファイバ系レーザに関する高精度計測技術の開発に関する研究、および、光減衰量の国家標準の確立、維持・供給に携わっています。私が所属していた研究室では、誰も成し遂げていない成功を生み出すために教官と学生が共に研究を行っています。また、国際色豊かな研究施設で、研究(仕事)計画の立て方から研究成果の発表の仕方まで、社会に出てから大変役立つスキルを身につけ、社会で一人前になるための土台作りをすることができます。好奇心をもって新しいことにチャレンジし、成功と国内外の研究者からの高い評価を味わうのは、必ず人生のプラスになると思います。
レーザー研では……◎西村研究室に在室◎高速点火核融合プラズマのX線分光学的研究◎2009年3月、博士後期課程修了
僕は今、高繰り返し・高平均出力パルスレーザーの開発とその応用研究に従事しています。レーザー研当時と現在では研究の分野が少し異なりますが、レーザー研で先生方や先輩方から指導していただいた事が非常に役立っています。レーザー研の魅力は、大型レーザーを使っての大学レベルを超えたすばらしい研究が出来る事に加え、研究者として大切なスキルが身につく事だと思います。
レーザー研では……◎西村研究室に在籍 ◎レーザー核融合プラズマの電子温度、密度診断を研究 ◎2002年3月、転出
I was a member of the Laser Advanced Materials Group (Sarukura Laboratory) from 2005 to 2011, where I investigated rare earth-doped fluorides as ultraviolet and vacuum ultraviolet light sources. ILE provided me opportunities to engage in world-class research and collaborate with excellent scientists from other institutions and industries. I am now a senior tutor in Physics at the Institute of Natural and Mathematical Sciences, Massey University, Auckland, New Zealand. Prof. Sarukura and myself continue to engage in collaborative research on fluoride crystals. I encourage students to establish linkages while at university, as these could be useful in their future careers.
フォトニック結晶を用いた量子光デバイスの基礎研究に従事しています。私が皆さんにオススメするのは、自由な時間が多い学生の時期に勉強でも趣味でもできるだけ多くのことに取り組むことです。もちろん一つのことに集中するのも悪くはありませんが、社会の変化が激しく近隣アジアなど海外勢の躍進が目覚ましい今日では柔軟性も重要です。その点でレーザー研は様々な分野の学問が学べ、国内外で多くの経験が得られる絶好の環境です。将来それが皆さんの可能性として生きてくる充実した学生生活が送れることでしょう。
レーザー研では……◎萩行研究室に在籍 ◎テラヘルツ波を用いた強磁場低温下の半導体物性を研究 ◎2007年3月、博士後期課程修了
現在、三菱電機(株)の先端技術総合研究所で高電圧やオゾンを用いた殺菌技術の開発を行っており、レーザー研で学んだことが仕事につながっています。レーザー研でも職場でも、研究を続ける中では学ぶべきことばかりですが、皆さんも周囲の先生や先輩に力を借りながら様々なことにチャレンジして研究の楽しさを実感してください。
レーザー研では……◎猿倉研究室に在籍 ◎波長可変紫外域レーザー材料評価を研究 ◎2008年3月、学士修了
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