大阪大学 レーザー科学研究所

レーザー研についてOVERVIEW

所長挨拶

1960年にレーザーが発明されて以来、光の技術は飛躍的な進化を続けています。例えば、パワーレーザー技術の進展によって、瞬間パワーは、世界の瞬間消費電力の1000倍以上であるペタワットを超えるようになり、光が真空と直接相互作用できようとしています。また人類が制御できるどの道具より高い1000万気圧以上の圧力を発生し制御できるなど、これまでにないエネルギー密度が高い極限状態を実験室で可能にしています。また、極短光パルス技術の進展によって、1兆分の1秒、千兆分の1秒といった、他の手法では観ることができない超高速の世界が開拓されています。さらにレーザーの周波数域はテラヘルツからエクサヘルツ(X線)で実現され様々な物質状態を観たり制御したりできるようになってきています。

大阪大学レーザー科学研究所は、飛躍的進化を続けるこのレーザー技術を一層発展させ人類未踏の世界を探究することで、イノベーションの源泉となる新学術や革新的技術を創生するとともに世界に革新をもたらす人材を育成する国際的な研究拠点となることを目指したいと考えています。

今後ともどうぞ皆様の御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

所長 兒玉 了祐

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