大阪大学 レーザー科学研究所

開催報告REPORT

Japan – ELI Joint Workshop on Collaboration in High Power Laser Science and Technology

去る2023 年 4 月 17 日(月)、パシフィコ横浜会議センターにおいて、大阪大学レーザー科学研究所(阪大レーザー研)と欧州極限光科学拠点Extreme Light Infrastructure (ELI)の共同主催、文部科学省の後援のもと、国際ワークショップELI-Japan Joint Workshopを開催しました。

我が国の学術研究の発展には、大学が有する大型・最新の研究設備を、全国の研究者が共同で利用し共同研究を行う「共同利用・共同研究」の取り組みが大きく貢献してきました。一方、世界に目を転じますと、欧州連合(EU)の主導により、国際共同利用施設として世界最大級のパワーレーザー施設群が、チェコ(ELI-Beamlines)、ハンガリー(ELI-ALPS)、ルーマニア(ELI-Nuclear Physics)に建設され、昨年より共同利用が開始されております。本ワークショップでは、阪大レーザー研(高エネルギー密度科学先端研究拠点)、量子科学技術研究開発機構関西光科学研究所、および上述のELIの3拠点における共同研究・共同利用の状況と最新の成果が発表されました。

文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課長、黒沼一郎様、駐日欧州連合代表部科学・イノベーション・デジタル政策室長、Gediminas RAMANAUSKAS様、駐日チェコ共和国大使館政治・貿易部副部長、Ondrej SVOBODA博士、駐日ハンガリー特命全権大使、Norbert PALANOVICS閣下、駐日ルーマニア特命全権大使、Ovidiu DRANGA閣下よりご祝辞を頂き、13件の学術講演が行われました。また、ワークショップの後半では、最新のパワーレーザー技術を有する国内外の企業4社からの報告とパネルディスカッションを行い、日欧の産額連携をより一層推進することで一致しました。参加者は約80名を数え、会場はほぼ満席となり、盛況のうちに閉幕しました。

ご登壇時の様子(写真の上から順に)

  1. Andrew HARRISON / ELI ERIC科学部長
  2. 加藤義章/大阪大学レーザー科学研究所名誉教授
  3. 黒沼一郎/文部科学省研究振興局大学研究基盤整備課長
  4. Gediminas RAMANAUSKAS/駐日欧州連合代表部科学・イノベーション・デジタル政策室長
  5. Ondrej SVOBODA/駐日チェコ共和国大使館政治・貿易部副部長
  6. Norbert PALANOVICS/駐日ハンガリー特命全権大使
  7. Ovidiu DRANGA/駐日ルーマニア特命全権大使
  8. 兒玉了祐/大阪大学レーザー科学研究所長

会場の様子


産学連携パネルディスカッション

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