大阪大学 レーザー科学研究所

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米国にてNIF Discovery Scienceレーザー実験を実施

米国のローレンスリバモア国立研究所国立点火施設(National Ignition Facility, NIF)にて、Discovery Science採択課題の実験を行いました。世界最大出力エネルギーの高強度レーザーARCを使った実験です。

本研究は、日米の国際共同研究で、NIF Discovery Scienceプログラムに採択された高エネルギー密度プラズマ物理に関する研究課題です(研究代表者(PI):岩田夏弥・レーザー科学研究所准教授、日米11名のチームで実施)。Discovery Scienceは、NIFが公募する基礎科学実験の公募プログラムです。NIFのレーザーを使ったプラズマ物理、宇宙惑星科学、物質材料科学などに関する実験研究が世界から提案され、実施されています。
本研究は、レーザーが作り出すプラズマ中での電子の”自己閉じ込め”特性を見出した理論論文をもとに、実験を提案しました。この特性を使って圧力100億気圧級のプラズマを作り出し、そこから放出される高エネルギーイオンを検出することで理論モデル検証を行います。レーザー駆動高エネルギーイオンは、核融合や高密度プラズマ計測への応用が期待されています。ローレンスリバモア国立研究所には一週間滞在し、実験結果、関連する物理、解析手法、今後の研究展開などについて議論しました。

Discovery Scienceのwebページ

本研究に関する論文

 


研究チームメンバー

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