大阪大学 レーザー科学研究所

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兒玉了祐 所長が紫綬褒章を受章

このたび、当研究所所長 兒玉了祐教授(プラズマ科学・レーザー科学)が、令和5年秋の紫綬褒章を受章しました。紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた方に授与されます。

<受章者コメント>

最初に、レーザー技術とプラズマ物理学を基盤にした高エネルギー密度科学という学際的な極限状態の科学に関する研究教育が評価され、この栄誉を賜りましたことに、心から感謝申し上げます。
パワーレーザー光を髪の毛の半分程度の小さな領域に集めると、瞬間的(10⁻⁹~10⁻¹²秒程度)に10万~1千万気圧の固体や1千万~数億気圧のプラズマなど極限状態を実現できます。このような極限状態を利用して、宇宙や物質の本質探究に関わる新しい学術創成が期待できるとともに、エネルギー、材料、デバイスなど社会に役立つ多様な新技術を生み出す可能性があります。そのため、パワーレーザーによる高エネルギー密度科学として、世界中でその重要性が増し競争が激化しています。
このような中で、この度、当該研究に対して本章を受け賜わることになりましたことは望外の喜びです。本受章は、私だけでなく、恩師、諸先輩方や数多くの国内外の共同研究者、関連企業の方々ならびに研究を共にした学生の皆さん、および本学の皆様方のご協力の賜物であり、ここに記して心より厚くお礼申し上げます。

 

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