自民党・山際大志郎 衆議院議員が当研究所を視察されました
2025年7月29日(火)、自民党 衆議院議員の山際大志郎先生が、当研究所をご視察されました。
山際議員は、自民党 科学技術・イノベーション戦略調査会「フュージョンエネルギープロジェクトチーム」の座長を務められ、フュージョンエネルギー研究開発の加速と、それを支える戦略的な国家投資の必要性を提言されています。提言では、国際的な競争力の強化を図りつつ、フュージョンエネルギーの実用化に向けたロードマップの策定や推進体制の強化が求められています。

(写真左から)水口尚人氏(自由民主党・参議院議員中田宏事務所)、重森啓介副所長、山際大志郎氏(自由民主党・フュージョンPT座長・衆議院議員)、兒玉了祐所長
当日は、兒玉了祐所長および重森啓介副所長より、当研究所の概要をはじめ、日本最大の高出力レーザー装置「激光XII」および「LFEX」を用いたレーザー核融合研究、学際的な学術研究の展開、日本の強みを活かした次世代パワーレーザーの開発とその応用可能性などについて説明を行いました。あわせて、国際連携、人材育成、産学官連携の取り組みについても活発な意見交換が行われました。

大型レーザー装置の施設の様子

大型レーザー実験装置の中核であるターゲットチャンバーにおけるメンテナンス作業の様子を視察する山際大志郎議員ら
視察では、レーザーフュージョンエネルギーの実現に向けた国内外の技術開発の現状と課題に加え、パワーレーザーの応用展開とその将来性についても幅広く議論されました。また、我が国の研究開発を持続的に支える体制整備と継続的な支援の重要性についても、意見が交わされました。

展示室にて透明セラミクスの試料に触れる山際大志郎議員(左)