新刊紹介:『人新世のなかのエネルギー革命』刊行のお知らせ
秋田 茂/筑本知子 編著
『「人新世」のなかのエネルギー革命―バイオマスからフュージョンエネルギーまで』
(ミネルヴァ書房、2026年2月刊、256頁、3,200円)

「人新世」は、人類が地球の地質や生態系に大きな影響を及ぼす時代として提起された概念であり、「エネルギー・システム」はその中心的要素に位置づけられています。本書は、人類史・地球史におけるエネルギーの変遷を、「大加速(the Great Acceleration)」に着目しつつ、長期的視点から考察するものです。
バイオマスから石炭、石油、原子力・再生可能エネルギー、そして核融合・水素エネルギーへと至るエネルギー転換の流れを通じて、その歴史的意義と現代社会への影響を捉え直します。
本書は、レーザー科学研究所附属マトリクス共創センターにおいて2024年9月より実施した連続講演セミナー「エネルギー・人新世・環境」をもとに執筆されたものであり、文理融合による国際共同研究の成果でもあります。
また、兒玉了祐大阪大学レーザー科学研究所所長がレーザーフュージョンの観点から執筆を担当し、21世紀の新たなエネルギー像とその可能性について論じています。
歴史学・経済学・エネルギー工学・国際関係論を横断する本書は、現代のエネルギー問題を新たな視点から捉える一冊です。ぜひご一読ください。
