第665回レーザー科学研究所コロキウム
第665回レーザー科学研究所コロキウム
●日時(Date):
2026年8月24日(月)15:00 – 16:00(講演40分、質疑20分)
○場所(Place):
レーザー科学研究所 研究棟3階 大会議室
オンライン配信:MS-TEAMS
https://teams.microsoft.com/meet/41206339451755?p=KvmPbUmr6T83ssctFt
Meeting ID: 412 063 394 517 55
Passcode: wH9jm69X
●講演者(Speaker):
都丸隆行(自然科学研究機構 国立天文台・重力波プロジェクト)
○題目(Title):
重力波による宇宙の観測
●概要(Abstract):
重力波はアインシュタインの一般相対性理論から導出される現象であり、2015年に初めて直接検出がなされた。初観測までに100年もの長い時間を要した理由は、重力波の信号が「地球と太陽の間で水素原子1個ほどの変化」と言われるほど微弱なためである。人類の技術力がようやく重力波を捉えられるまでになったとも言える。重力波を用いると、電磁波による観測では難しい宇宙の姿を捉えることができる。たとえば、ブラックホールの直接検出はその代表例であり、現在までに太陽質量の数10倍の大きな連星ブラックホールの合体現象が200個以上発見されている。なぜ宇宙にこれほどたくさんの重いブラックホールが存在するのかは大きな謎となっている。また、重力波と光や電波による観測を組み合わせたマルチメッセンジャー天文学も大きな期待を集めている。本講演では、最新の重力波天文学とその観測技術について紹介する予定である。
○連絡先(Contact Person):
藤岡慎介 fujioka.shinsuke.ile@osaka-u.ac.jp
