第13回光科学フォーラムサミット
第13回光科学フォーラムサミットが、2021年11月18日(木)、東京都立産業貿易センター浜松町館で開催されました。主催は大阪大学レーザー科学研究所、共催はパワーレーザーフォーラム、光エレクトロニクスフォーラム、IFEフォーラム、協賛はレーザー学会、レーザー総研、日本フォトニクス協議会、光科学アライアンス、後援はオプトロニクス社です。今回のテーマは、「カーボンニュートラルに向けたレーザー技術」であり、約140名の方に参加いただき大変賑わいました。
【内容】
まず、兒玉了祐所長(大阪大学レーザー科学研究所)より主催者挨拶があり、以下4件の講演が行われました。
講演1:半導体レーザーの変換効率の現状と展望 八木 哲哉先生(日亜化学工業)
講演2:光無線給電により変わる未来社会 宮本 智之先生(東京工業大学)
講演3:レーザー加工と省エネ 藤田 雅之先生(レーザー技術総合研究所)
講演4:パワーレーザーによるカーボンニュートラルへの貢献 兒玉 了祐先生(大阪大学)
第2部では、1部の講演者に加えて三島滋弘編集長(オプトロニクス社)に参加いただきパネルディスカッションが行われました。テーマは、「カーボンニュートラルにおけるレーザーの貢献は?」で、会場の参加者を含めて活発な意見交換がなされました。
各種応用におけるレーザーの有効性、CO2削減効果、実現するための課題などが議論されました。カーボンニュートラルにおいて国の削減目標の半分程度がレーザーにより賄える可能性があるとの話もあり、継続的な国家プロジェクトによる支援が必要であることが認識されました。