大阪大学 レーザー科学研究所

開催報告REPORT

大阪大学技術懇親会

大阪大学技術懇親会が、2021年12月2日(木)WEB開催されました。
主催はレーザー科学研究所、りそな中小企業振興財団、共催はパワーレーザーフォーラム、光エレクトロニクフォーラムでした。
今回で大阪大学としては11回目を迎えたこの技術懇親会には、毎年多数の中小企業の方々に参加していただき、阪大内の研究所の紹介、講演及び見学会を行っています。今回は、レーザー研から3件の講演とオンラインでの見学会があり、約90名の方にご参加いただきました。

1.講演会

主催者挨拶として、りそな中小企業振興財団の古川理事長及びレーザー研の兒玉所長より挨拶がありました。

(1)「 新しい画像計測と産業応用 -環境計測から文化財測定まで- 」

講師:猿倉 信彦 教授
概要:深紫外から、遠赤外(THz)での画像計測技術はここ10-20年の間に大きな進歩を遂げました。これらのもたらす新しい応用の可能性について講演されました。

(2)「 レーザー加工の新展開 – ナノ周期構造の形成を中心に – 」

講師:中田 芳樹 准教授
概要:レーザーを使った物質加工は、あらゆる硬度の物質を非接触で加工出来る特徴があり、既に製造業で用いられています。一方、レーザー技術の進歩によって、従来に無い付加価値加工が可能になりました。本講演では、まずレーザー加工の基礎及び機械加工との違いを述べ、さらにナノ周期構造形成にまつわる最新のトピックを紹介されました。

(3)「 綺麗だけじゃない!宝石のような透明セラミックス- 技術から応用展開まで – 」

講師:藤岡 加奈 准教授
概要:単結晶やガラスと同様に透明で綺麗な透明セラミックスは、綺麗なだけでなく単結晶とガラスの良いところを兼ね備えた優れた光学材料です。透明セラミックスの正体と透明セラミックスが私達の生活を豊かにする事例を解説されました。

2.オンライン見学会

講演後、オンライン見学会 レーザー科学研究所のビデオ紹介がありました。またレーザー科学研究所50周年事業およびレーザー研100冊子についての説明がありました。

ページ先頭へ戻る