第15回光科学フォーラムサミット
2023年11月8日(水)、第15回光科学フォーラムサミットがパシフィコ横浜にて開催されました。主催は大阪大学レーザー科学研究所、共催はIFEフォーラム、パワーレーザーフォーラム、光エレクトロニクスフォーラム、協賛はレーザー学会、レーザー技術総合研究所、日本フォトニクス協議会、光科学アライアンス、後援はオプトロニクス社です。今回のテーマは「新奇レーザー光源と次世代プロセッシング」であり、約170名の方に参加いただき大変賑わいました。
まず、兒玉了祐所長(大阪大学レーザー科学研究所)より主催者挨拶があり、第1部では下記4件の講演が行われました。

講演1: 青色VCSELとその応用 濱口 達史先生(ソニーセミコンダクタソリューションズ)

講演2: Blue-IRハイブリッドレーザとその加工技術 酒井 俊明先生(古河電気工業)

講演3: 空間変調素子LCOSを用いた産業応用 上原 昇先生(santecAOC)

講演4: 月での基地建設に向けた建設材料の作製 藤田 雅之先生(レーザー技術総合研究所)
第2部では、1部の講演者に加えて三島滋弘編集長(オプトロニクス社)、兒玉 了祐所長に参加いただきパネルディスカッションが行われました。
山本和久座長(大阪大学レーザー科学研究所)のもと、テーマである「レーザーを用いることで製造革新は起こり得るのか」について、会場の参加者を含めて活発な意見交換がなされました。新奇レーザー光源の有効性、製造革新を実現するための課題と対策などが議論されました。日本の次世代レーザープロセッシングの展開性により大きな市場形成の可能性があるとの話もあり、継続的な国家プロジェクトによる支援が必要であることが認識されました。