上海光机所との学術交流協定調印式典が執り行われました
2024年7月18日、中華人民共和国におけるハイテク総合研究と自然科学の最高研究機関である中国科学院(Chinese Academy of Sciences: CAS)の一機関である上海光学精密機械研究所 (上海光机所/SIOM)と大阪大学レーザー科学研究所(阪大レーザー研/ILE)との間の部局間学術交流協定(Memorandom of Underastanding: MOU)が締結され、その式典が執り行われました。
SIOMは研究者・学生など従事者が優に3千名を超す巨大な研究機関で、阪大レーザー研とはレーザー基礎科学を中心に30年以上も前から学術交流を続けてきています。その意味で今回のMOU締結は、これまで継続的になされてきた学術交流協定のアップデートという位置付けになります。
今回の調印式典にはSIOMの所長・副所長の2トップだけでなく、中国科学院の副院長が直々に一行を率いる形で来訪し調印式に臨みました。中国科学院トップのレーザー研/阪大への来訪自体が異例中の異例とも言うべき出来事であり、大阪大学との今後の協力関係に期待する中国側の前向きな姿勢を感じ取ることができました。

調印を終え固く握手を交わす阪大レーザー研の児玉所長(写真前列左)とSIOMのC. Weibiao所長(右)。後列(向かって)右端が中国科学院・副院長のZ. Wang氏。